500年の歴史
築500年の歴史を誇るお寺の耐震工事を行います。
工事前、最終チェックを業者様と現地で行いました。
しかし何時見ても凄い内装です!
金箔の内装も凄いですが、紫色の絨毯も意味が込められているそうです。
柄の渦は煩悩を表現し、それに紅葉が散りばめられています。
どんな環境でも物事が上手く行っても私達に煩悩は常につきまといます。
その事を表現しているそうです。
初めて来られた業者の方も本堂にビックリされてました。
それもそのはずです。熊本では中々見ない光景なので
マスコミや来訪者の方々もよく写真を撮りに来られるそうです。
図面と照らし合わせながら揺れに弱い部分を見直して
足場の位置を確認。建物は物凄く広いので部分的に足場を数カ所組みます。
これは違うお寺の補強工事の工事例ですが、画像の様に
既存の柱や梁に耐震金物を取り付け、新たに壁・柱・筋交いを追加します。
そうする事で現行法と同じ強度の建物に生まれ変わります。
お寺の場合、外壁は殆ど泥壁なので必要な個所は全て耐力壁にします。
500年の歴史を誇るお寺。
これからもずっと守り続けたいと言う
御住職様のお言葉を胸に刻み工事に取り掛かります。