ファイヤーストップ
石本です。
戸建ての軸組木造にも、準耐火構造と言う工法があります。
国の規定に沿った、準耐火の仕様にする事で
火災時、建物の火の燃え広がりを抑える事が目的です。
この施工方法は、施設や集合住宅によく用いられます。
上の写真は、ファイヤーストップ構造を説明した画像ですが
もし万が一火事になった際、火の通り道となる
壁の内側に、ファイヤーストップ材を設置する事で
空気や火の流れを遅らせる為、火災時の被害を最小限度に
抑える事が出来ます。
その他にも準耐火構造に準じた、火の延焼を遅らせる工法があります。
当社もこれまで、様々な木造の準耐火リフォーム工事を承って来ました。
写真は軸組み一般木造住宅約１００坪の建物を
児童福祉施設に変える為、準耐火構造に変更する必要がありました。
工事内容は、小屋裏まで耐火構造壁を設け
建築物を一定の面積に区画し、火の延焼を最小限にする工事です。
ボードの隙間は全て既定のパテで抑えます。
この建物は木造で300m2超えていた為
桁行間隔１２ⅿ内ごとに、隔壁を設けました。
確か強化プラスターボードを、屋根裏に300枚以上持っていきましたね〜。
人手が足らないから、大工さん達と一緒に屋根裏まで運搬しました。
良い思い出です。
しかしここまでしなければ
火をある一定の時間(３０分程度)食い止められないので
火は使い方を間違うと本当恐ろしいです。
皆様も火の取扱いには、くれぐれも注意して下さいませ。
